保護猫マッチングサイト

保護猫マッチングサイト「ねこねこ丹波」開設 「殺処分減らす」

「保護された猫と飼い主の出会いの場を増やしたい」――。

兵庫県丹波市内の保護猫を紹介し里親希望者への橋渡しをするウェブサイト「ねこねこ丹波」が開設された。活動の代表を務める同市氷上町の池上かおりさん(57)が知人3人と作成。保護猫活動を行う団体や個人から寄せられた猫の紹介文を写真付きで掲載しており、池上さんらが、里親希望者に簡単なヒアリングを行ったうえで、保護団体や個人につなぐ。

池上さんによると、保護猫活動を行う団体や個人の悩みの種は、里親捜し。団体は市内で譲渡会などを開き、里親を募集するが、参加者は限定的。さらに、個人で保護猫活動をしている人は、譲渡会参加の機会も限られ、知り合いのつてをたどって里親を探すほかないという。

池上さんも保護猫3匹の里親。保護団体や個人が里親捜しに苦労する現状を知り「猫が幸せに暮らせる手助けをしたい」と知人らに声をかけ、2020年10月からウェブサイト開設の準備を重ねてきた。ウェブデザインやイラストなど、知人らがそれぞれのスキルを生かして手弁当で活動している。

ウェブサイトには、保護団体や個人の保護主から寄せられた写真と共に、猫の特徴やワクチン接種、病気などの履歴を記した「ネコカルテ」を掲載。里親は市外の人もなることができ、希望者はウェブサイトの問い合わせフォームから申し込む。池上さんは「保護猫の存在を知ってもらい、少しでも過酷な環境で暮らす猫や殺処分される猫を減らすことができたら」と話す。

ウェブサイトに掲載を希望する団体、個人も募集している。

申し込み、問い合わせは、ねこねこ丹波のウェブサイト(https://nekonekotamba.jp/)から。

参照:毎日新聞

タイトルとURLをコピーしました