「保護猫カフェ」譲渡数倍増

コロナ禍で需要高まる

新型コロナウイルス感染拡大防止による自粛生活で、新たな生活様式とともにペットの需要が高まり、年間引き渡し数100匹以上の実績がある「保護猫カフェ」では15日までに、譲渡数が倍増している。 保護ネコカフェ「ネコリパブリック」の河瀬麻花代表 保護ネコカフェは一般の「猫カフェ」とは異なり、保護団体やボランティアから、捨てられていた猫などを譲り受けることが多い。カフェであり、同時に新たな里親を探す役割もある。 全国に8店舗、猫を譲渡する場を展開する保護ネコカフェ「ネコリパブリック」の河瀬麻花代表(45)は「コロナ禍で猫を飼う人は確実に増えた。譲渡数は例年と比べて、2倍にまで伸びました」と明かした。例年の譲渡数は年間で110匹から120匹だが、今年は200匹近く猫が引き渡されているという。 営業自粛中の期間には、インスタグラムなどSNSのライブ機能を利用して猫を紹介する「オンライン譲渡会」も行った。河瀬代表は「たくさんの保護猫たちに、新しい家族が見つかってほしい」と話した。 環境省によると、全国の犬・猫の引取り数及び処分数は、年々減少傾向にある。担当者は「コロナ禍で捨て猫などが増えたという状況は聞いていない。保護犬、保護猫を飼いたいという方も増えてきているのでしょう」と指摘した。 一方で、保護団体にはペット引取りの相談が後を絶たない。埼玉の動物保護団体アニマルエイドは「コロナ禍で解雇されて猫を引き取って欲しいという方がいました。今後も増えていくかどうかはわからない」と語った。

参照:日刊スポーツ

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